会場:ジェ・アッシュ・ヴェ ワイン&マリアージュ J.H.V.
会期:2012年11月15日(木)
美・食・ワインの奇跡のコラボレーション
11月15日(木)、東京港区愛宕のレストラン「ジェ・アッシュ・ヴェ ワイン&マリアージュ J.H.V.」店内にて、ボージョレ・ヌーヴォー・アートガイドの出版記念パーティーが行われました。
毎年すっかりお馴染みとなったボージョレ・ヌーヴォーをより美味しくご提供させて頂きたいという思いからスタートした本企画は、ボージョレ・ヌーヴォーのワインラベルに絵画や書道、工芸、さらには短歌や俳句、川柳などの詩歌作品を起用して、そのワインボトルをワイン輸入元直営のレストラン内に期間限定でディスプレイするというもので、正に、目と舌で味わうボージョレ・ヌーヴォーの新しい愉しみ方を提案する催しとなりました。
■ワインを引き立てるアートラベル
本企画のテーマである「美・食・ワインの奇跡のコラボレーション」を実現するために今回特別にボージョレ・ヌーヴォーを提供して下さいましたワインの蔵元は、ボージョレ南部・ピエール・ドレにあり、有機栽培で知られ、2008年度のヌーヴォー金賞に輝いたドメーヌ・ロミーです。
色は濃く深い赤紫、香りはブルーベリー、味は濃厚な果実味、そして長い余韻に定評があるこのボージョレ・ヌーヴォーに貼られるラベルにはどのような作品を起用したらより一層ワインや料理が引き立つか……作品選考にあたり色々と思い悩む場面もありましたが、展示作業を終え、店内に並べられたディスプレイボトルを目にした時、どれも今回のテーマに応える作品だったと確信しました。
■オープニングパーティー
開催初日は、ボージョレ・ヌーヴォーの解禁を祝うかのような秋晴れで、午後3時よりJ.H.V.店内にて立食スタイルのオープニングパーティーが行われました。
はじめに、小社代表小林義隆のスピーチにより、本企画のアートラベルに起用された作品を一冊にまとめた「ボージョレ・ヌーヴォー・アートガイド2012」が、本日の解禁日に無事発行したことが報告されました。そして、本企画のためにオリジナルコースメニューを考案して下さった松崎亮輔シェフが続き、「フランスにおいても料理とアートには密接な関係があり、修行時代からの教えでよく美術館へ行き、作品鑑賞を通して美的感覚を磨いて料理に反映させられるよう日々試みております」とのお言葉を頂戴いたしました。
松崎シェフは、フランスのリヨン近郊の3つ星レストラン「ポール・ボキューズ」で修行を積み、2010年から本企画の展示会場として全面協力して下さいましたレストランJ.H.V.のシェフ兼ゼネラルマネージャーとして活躍されています。
乾杯の後は、ワインを片手にビュッフェスタイルでレストラン自慢の美味しい料理をお楽しみ頂きました。そして、カウンターでは本企画のワインだけではなく、レストランお薦めのボージョレ5種がサーヴされ、試飲を楽しまれる出展者で賑わいました。
中でも、ボージョレ・ヌーヴォーをベースに作られたデザートのゼリーは、レストランのこだわりが感じられて素晴らしかったとの意見が多く聞かれました。
■最後に
本企画を無事開催できたのは、ひとえにご参加頂きました作家の皆様のお陰であることは申し上げるまでもございません。心より感謝申し上げます。
この度の企画はもとより、これからも皆様にワインを通して制作の喜びを提供して参る所存でございます。
今後とも皆様方のさらなるお力添えを賜りますようお願いいたしますと共に、皆様のご発展を心よりお祈り申し上げます。
(ボージョレ・ヌーヴォー・アートガイド2012実行委員会)