銀座ギャラリーアートフェスティバル2020開催報告

心温まる色鮮やかなアートポスターが55万人の通行客を魅了

 2020年の幕開けと共にスタートした本展は、日本美術市場の中枢、1日平均利用者55万人とされる銀座の地下通路を舞台に繰り広げたポスター展であり、交通広告スペースを使用したアートイベントの第一弾として実施致しました。
 有楽町から銀座、日比谷に通じるエリアは、都内の地下鉄網が複雑に集中しており、常時混雑しています。その中では比較的快適で、直線距離の長いA0出口からA2出口を結ぶ通路にあるのが銀座ギャラリーです。銀座駅からは日比谷方面に向かって階段を降りた地点から60メートルにわたって34面のウィンドウディスプレイが並ぶ圧巻の広告スペースですが、実はれっきとしたギャラリーであり、営利目的の掲示が禁じられております。そのため、通常は児童のポスター展を中心に社会貢献性のあるイベントだけが実施されています。

 本展では、2020年が素晴らしい年になることを願い、新春に相応しい心温まる芸術作品の数々が色鮮やかなポスターに生まれ変わり、通行客を魅了しました。ジャンルは絵画、イラスト、ハンドメイド、フラワーアレンジメント、書道、墨彩画、俳句、短歌、川柳、現代詩、折り紙アートに加え、小学生の絵画・版画作品も交えた“つくりびと”達の幅広い創作表現をポスターで楽しんで頂く企画となりました。中心となったのは、弊社20年の活動の中でも特に反響の多かった当代の美術・文学の担い手達です。また、篠原涼子、三浦晴馬、小栗旬など一流俳優との共演で演技力が評価され、ポスト芦田愛菜とも称賛されている人気子役、稲垣来泉ちゃん(9歳)を筆頭に、次世代を担う小学生の作品も展示。世代を越えた文化活動の競演が実現しました。
 開催中も人通りは絶えることなく、平日は忙しく行き交う会社員が多いものの、土日は足を止め、ゆっくり鑑賞を楽しむ方も少なくありませんでした。児童の作品、絵画作品への関心が高いかに予想されていましたが、詩歌作品も含め、満遍なく興味を持たれていることがうかがえました。
 今回は実物展示ではありませんが、掲示的手法によってアートとの触れ合い、楽しみ方を変える新たな可能性を示すことが出来たのではないかと自負しております。
 ご協力頂きました皆様に深くお礼申し上げます。