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法隆寺芸術祭
未来を照らす美の光
会 期 : 2022年9月17日(土)~19日(月) 会 場 : 法隆寺聖徳会館 主 催 : 法隆寺芸術祭実行委員会 企画運営 : 株式会社国民みらい出版 後 援 : 奈良県、奈良県教育委員会、毎日新聞奈良支局、奈良テレビ放送
実施報告詳細PDF
2022年は正岡子規の没後120年に当たり、各地で関連イベントが実施されています。その多くが俳句に関連する催しで、絵画や書道を含めた展覧会は松山市の子規記念博物館で2021年に開催された子供の展覧会だけです。 本展、『法隆寺芸術祭〜未来を照らす美の光』は、薬師寺、春日大社、東大寺で行った「まほろばのあかり」の流れを組むイベントです。今回は、従来の芸術灯籠による〝あかり〟を本来の展示物である実物作品に替え、その美しい芸術作品が放つ〝ひかり〟を感じて頂くことになりました。 展示作品は、子規の芸術性を象徴する〝多様性〟に重きを置き、偏りをなくした芸術作品を選出致しました。その結果、水彩油彩に限らず幅広い技法の絵画、文字芸術、文学、伝統的なクラフト、工芸から苔テラリウムなどのインテリアアートに至るまで、幅広い分野に渡りました。 近隣から全国規模の団体まで、日頃から芸術に携わる子供たちの作品も加え、子供から大人まで世代を超えた260点の作品が集う、まさに芸術の祭典となりました。 さらに、正岡子規の短歌や俳句、絵葉書、勲章、愛用した一輪挿しなど、遺品の展示も行うことで、没後120周年に相応しい記念イベントにもなりました。 会場となった法隆寺聖徳会館は、主に法隆寺ゆかりの公式行事を執り行う施設で、過去に県外の団体に貸し出されたことは皆無。その点でも開催前から注目を集めました。 一般来場者は3日間で約1500名。大型の台風14号が接近する中、多くの参拝客が法隆寺を訪れました。拝観の流れから自動的に本展会場にも立ち寄り、僥倖とセレンディピティーに目を輝かせる姿が目立ちました。
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