稀代の美術評論家・面谷哲郎が愛した〝つくりびと〟たち
そのなかから厳選した創作者と作品を一挙掲載

発行日 | 2025年8月下旬発行  美術館配本は2025年11月予定  サイズ | A4 判  監修評論 | 面谷哲郎

 業界初の美術系フリーマガジン「つくりびと」は2012年に創刊以来、好評を博してまいりました。2024年11月現在、131号まで刊行し、12月には132号が発行されます。これもひとえに素晴らしい数々の作品で誌面を飾ってくださったアーティスト皆様のおかげであり、改めて深く感謝申し上げます。 「つくりびと」の主役はいうまでもなく、さまざまな独創的な芸術作品を発表されるアーティストの方々ですが、その作品の魅力を分かりやすく解説し、その分野に精通していない読者との架け橋を担ってきたのが評論執筆者であり、「つくりびと」の影の功労者といえます。「つくりびと」20号から最新132号まで1冊も休まず、すべての作品の評論を執筆してこられたのが面谷哲郎先生です。

 京都大学で美学美術史学を専攻された面谷先生は、筑摩書房在籍時代に『日本美術史の巨匠たち』『油絵初学』の編纂に携わり、職業上多くの芸術作品と関わってこられました。筑摩書房を退職された後、弊社専属の美術評論家に着任、精力的に新進気鋭のアーティストの発掘や評論執筆に従事され、この業界では知らぬ者がいないほどの地位を確立されました。特に評論執筆者としては無比の存在といわれていらっしゃいますが、その裏には作品理解のため妥協を許さない姿勢を示されています。弊社のスタッフの中で面谷先生の質問責めにあわなかった者はひとりもいないことがそれを象徴しているでしょう。

 その面谷先生がこの度約四半世紀におよぶ美術評論家生活に終止符を打たれることになりました。数々の美術書籍の編纂や選考・評論に携われた面谷先生が最後に手掛けられたのが「つくりびと」です。そこで面谷先生のこれまでの芸術に関するすべての活動の集大成として、最後に面谷先生が愛した創作者とその作品で彩った特別号「つくりびとExplorer」を発行することになりました。探究者の意味を持つ〝Explorer〟、これまで作品の真意を見極めんとされてこられた面谷先生、今なお自らの創作の境地に挑まれている皆様を表すにふさわしいタイトルです。正真正銘、面谷先生の最後の選考・評論執筆となります。選抜された皆様には、ぜひともご参加の上、面谷先生の花道をともに飾って頂けるようお願い申し上げます。

カラー1ページ 贈呈 2部 協賛費 110,000円(税込)

 

掲載内容 作品・評論400文字
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評論の執筆

面谷哲郎(おもやてつろう)
1940 年、東京都生まれ。京都大学文学部美学美術史学専攻を卒業後、筑摩書房に勤務。『古典落語』『江戸時代図誌』『井伏鱒二全集』ほかの全集、また『日本美術史の巨匠たち』『油絵初学』『眼鏡絵新考』ほかの単行本を編集。併せて幼年向け童話の創作、美術評論の執筆などで現在に至る。

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